インナードライとは?脂っぽいのに乾燥するときの考え方とスキンケア

診断するより、状態を切り分けて観察する

テカっているのに、つっぱる。ベタつくのに、粉をふく。そんな肌を「インナードライ」と呼ぶことがあります。でも、この言葉を自分の肌タイプだと決めつける前に、まず知っておきたいことがあります。インナードライは正式な診断名ではなく、テカリだけで判断できるものでもありません。大切なのは、名前をつけることより、自分の肌で何が起きているかを切り分けて見ることです。

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美容理論ちゃん編集部編集

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スキンケア前に、Tゾーンの軽いテカリと頬の乾燥感を気にして肌状態を見直す女性のイラスト

この記事で分かること

  • インナードライは正式な診断名ではなく、美容分野で使われる表現
  • 皮脂が見えても、角層の水分が足りているとは限らない
  • テカリと乾燥感が同時にあるのは矛盾ではない
  • 診断で決めつけず、部位や時間帯で状態を切り分けて観察する

QUICK ANSWER

先に結論

インナードライは医学的な診断名ではなく、一般に、皮脂やベタつきがある一方で、つっぱり・カサつきなどの乾燥感もある状態を指して使われる美容用語です。皮脂量と角層水分量は別々に測られる指標で、顔の中でも部位差があります。テカリだけで決めつけず、部位・時間帯・洗顔後の感覚・赤みやかゆみの有無を分けて観察し、洗いすぎと保湿不足の両方を避けながらケアを調整します。

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インナードライとは?正式な肌タイプや診断名ではない

インナードライは、皮膚表面に皮脂やベタつきがある一方で、つっぱりやカサつきなどの乾燥感もある状態を指して、美容分野で使われる言葉です。医学的な正式診断名ではなく、統一された診断基準もありません。そのため「自分はインナードライという肌タイプだ」と固定するより、「今、どの部位にどんな変化があるか」を見るほうが、ケアを調整しやすくなります。

また、乾燥肌・脂性肌・混合肌と、インナードライをきれいに分けきれるわけでもありません。顔の中でも、Tゾーンはテカるのに頬は乾く、というように部位によって状態が違うことは珍しくありません。ひとつのラベルで顔全体を説明しようとすると、実際の部位差を見落とすことがあります。

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テカリと乾燥感が同時にあるのは、矛盾ではない

「脂っぽいのに乾燥するなんて、おかしいのでは」と感じるかもしれません。でもこれは矛盾ではありません。理由は、皮脂の量と、角層の水分量が、別々の指標だからです。表面に皮脂が見えていることと、角層が十分にうるおっていることは、同じではありません。

角層のうるおいは、角層細胞内で水分を保つNMF(天然保湿因子)、細胞間脂質、表面の皮脂など、複数の要素に支えられています。皮脂があることだけで、角層の水分状態まで判断することはできません。また、顔の皮脂量や角層水分量は部位によって一様ではなく、年齢・性別・季節などでも変わります。「乾燥したから皮脂が増えた」と一つの原因に決めつけず、テカる場所と乾燥を感じる場所を分けて見ます。

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診断するのではなく、状態を切り分けて観察する

自分の肌がどういう状態かは、いくつかの角度から分けて見ると整理できます。これは「何個当てはまればインナードライ」という診断ではなく、ケアを調整するための観察です。次の点を、分けて眺めてみてください。

  • どこがテカるか(Tゾーン・小鼻・頬など)
  • どこが乾燥を感じるか
  • テカる場所と乾燥を感じる場所は、同じか違うか
  • 洗顔直後は、つっぱるか・さっぱりするか
  • スキンケア後は、落ち着くか・まだ乾くか
  • 日中やメイク後に、どう変化するか
  • 季節や空調(冷暖房)で変わるか
  • 赤み・かゆみ・ヒリつき・皮むけがないか

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脂っぽいのに乾燥するときのスキンケア

テカリが気になると、つい「もっと落とす」方向に力が入りがちです。ただ、洗浄や角質ケアを増やすと、刺激や乾燥感につながることがあります。一方、油分の多い製品を重ねるだけで乾燥感が解決するとも限りません。まずは洗い方と、肌状態に合った保湿の組み合わせを一つずつ見直します。

  • 洗顔回数を必要以上に増やさず、洗顔料の使用方法に従う
  • こすらない。熱すぎるお湯を避け、ぬるま湯で洗う
  • スクラブ・拭き取り・角質ケアを何種類も重ねない
  • 「化粧水だけ」「油分だけ」の二択にせず、保湿成分を含む製品と、必要に応じた乳液・クリームなどを肌状態に合わせて組み合わせる
  • Tゾーンと頬で、使用量やテクスチャーを変えてもよい
  • ベタつくからと油分を一律に抜かず、乾燥する部位は少量から調整する
  • 一度に複数のケアを変えない。まず洗い方と保湿の基本から見直す

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対策で避けたい、7つの思い込み

  • テカる人は保湿が不要 → 皮脂量と角層水分量は別々に考える。乾燥感がある部位は保湿を見直す
  • 化粧水をたっぷり使えば解決する → 使用量を増やすだけで解決するとは限らない。商品表示と肌状態に合わせる
  • クリームを多く塗れば解決する → 油分の多い製品を重ねるほど合うとは限らない
  • 皮脂はすべて取り除いたほうがよい → 皮脂には角層からの水分蒸発を抑える役割もある。取りすぎない
  • 洗顔後につっぱれば、インナードライ確定 → 一時的なつっぱりだけでは決められない
  • 毛穴が目立てば、インナードライ → 毛穴の目立ちには複数の要因がある
  • 皮脂が増える原因は、すべて乾燥 → 部位・年齢・性別・季節など複数の要因が関係する

毛穴の目立ち方については、開き・詰まり・黒ずみなど傾向によって考え方が変わります。詳しくは毛穴の見え方の記事もあわせて参考にしてください。

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セルフケアだけで判断しないほうがよい場合

肌の状態は、セルフケアで整う範囲と、専門家に相談したほうがよい範囲があります。次のような状態が続く・繰り返す・悪化する場合は、自己判断でケアを重ねず、皮膚科など医療機関に相談してください。

  • 赤み・かゆみ・ヒリつきが続く
  • 皮むけ・湿疹・痛み・腫れがある
  • 炎症をともなうニキビが悪化している
  • 急に肌の状態が変わった
  • スキンケアを減らしても・変えても悪化する

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よくある質問

よくある質問

インナードライと脂性肌は、自分で見分けられますか?
美容分野の肌タイプ分類には統一された診断基準がなく、見た目や感覚だけで確実に判別するのは難しいです。テカる場所と乾燥を感じる場所、洗顔後や日中の変化を分けて観察してください。赤み・かゆみ・皮むけなどがある場合や、判断に迷う状態が続く場合は皮膚科へ相談します。
テカる肌にも、乳液やクリームは必要ですか?
必ずしも全員に同じ製品が必要ではありません。テカっていても乾燥感がある部位では、乳液やクリームなどを少量使う選択肢があります。Tゾーンと頬で使用量やテクスチャーを変え、手元の商品の使用方法と肌の反応を確認しながら調整してください。
朝は水だけで洗顔したほうがよいですか?
一律の正解はありません。皮脂が気になるなら洗顔料を使い、乾燥が気になるなら朝は軽くする、など肌の状態で変えてよい部分です。使っている洗顔料の使用方法も確認してください。迷うときは、こすらず・洗いすぎないという基本を優先します。
あぶらとり紙を使うと乾燥しますか?
あぶらとり紙の使用自体が、必ず乾燥を招くとは限りません。使うときはこすらず、皮脂が気になる部分を軽く押さえます。使用後につっぱりや刺激を感じる場合は、頻度や使う範囲を見直してください。
肌測定器なら、インナードライと判断できますか?
皮脂量や水分量の目安を測る機器はありますが、測定環境や部位で数値は変わり、それだけで肌タイプや疾患を確定できるものではありません。数値はあくまで参考とし、気になる症状があるときは皮膚科に相談してください。

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この記事の参考情報

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